フリーランスの税金事情

IT企業に所属していた頃は総務や経理の職員がやってくれていた税金の手続きも、フリーランスのエンジニアになると自分で処理をしなければならない。そして税金の処理のなかでも特に心得ておかなければならないのは、税金には還付制度があるということだ。納めなければならない税金が未納になっていれば税務署から指摘を受けることになるが、払い過ぎた税金がある場合に税務署がわざわざ指摘してくれることはない。つまりフリーランスのエンジニアになって税金の還付制度を知らないままでいると、自分自身が損をするだけの状態になってしまうのだ。

では、節税はどのように行えばいいのだろうか。まず確定申告をする際は、青色申告か白色申告のどちらかを選択する。この名称は、税務署に提出する申請用紙の色を表している。青色申告をする場合は、帳簿の売上や経費に関する項目をかなり細かく記載しなければならない。税務署にフリーランスとしての経営状態を詳細に把握されてしまうことになるが、青色申告には青色申告控除という特典がある。単式簿記か複式簿記かによって額は異なるが、どちらにしても青色申告を選択することで数十万円の控除が受けられるのだ。青色申告は事務処理が大変になるぶん、節税効果が高くなるといえる。

経費に関していえばフリーランスのエンジニアの場合、パソコンの購入費やネットの通信費はもちろん含まれるが、その他にもプリンターのインク代や打ち合わせのために出張した際の交通費なども経費として申請できるのだ。エンジニアの業務に関わる経費を細かく申請すればするほど節税になるので、仕事で支出が生じた際はその都度領収書をもらっておくことが推奨される。(※フリーランスの税金の知識や帳簿の付け方、節税対策など詳しく知れるサイト>>>https://freelance-tax.info/